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院内コラム

人生100年の時代に

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2012年も残すところ2ヶ月をきりました。
今日も穏やかな晴天のもと無事一日が終わりました。

養老孟司さんが書いた<無思想の発見>という、
私にとって大変衝撃的な本があります。

珍しく堅いタイトルだったこともあり、
あまり話題にはなりませんでしたが、
日本で生まれ育ち、ずっと疑問だったことの根本が、
まさに<目からウロコ>が落ちるように納得できたからです。
<バカの壁>より、数倍ガツンとやられたわけです。

西洋の代表的言語の英語などでは、
必ず<I speak Japanese>と主語を使います。
つまり<不変の自己>を信じて疑わない思想があります。

他方、日本人が1人称として使う、
主語のややこしさが書かれています。
例えば関西では相手のことを<自分>といい、
おばさんが小さい子に向かって<僕ちゃん、大丈夫?>、
あるいは殆ど主語を省いて会話が成り立ってしまいます。
<そんなこと言わなくったってわかってるよ>
但し、永遠不変どころじゃない、<諸行無常>だと。
そう、日本の底流にある考え方は<お釈迦様>だよ、
みんなが意識してないほどに、深く根付いているよ、と。

つまり、今日本で当たり前と思われている、
西洋的個人主義に筆者は疑問を持つわけです。
<永遠不変の自己>なんてどこにもないじゃないか、と。
そんなことは<年を取ればいやでも>わかる、と。

解剖学者である科学的な目は、
1年も経たないうちに人間の体は更新される、
しかも人生の1/3は寝ていて意識がない。
途切れ途切れの意識をつないで、
<自分だと思っている>に過ぎない、と説きます。

変わらないものなど何もない、
物質である限り変化(老化)し滅びる(死ぬ)。
ましてや季節が移ろうように人の心も変わる。
そこに思い至れば、
色んなことが受入れられそうです。

医療技術の進歩で、
寿命は飛躍的に延びていくでしょう。
けれども、世間をみれば不機嫌な人が増え、
経済で万事が推し量られるようになりそうです。

今一度、我々が幼かった頃のような、
何も言わなくても通じ合える<深い確信>の世間に
もう一度心を向けてみてはどうでしょうか。
家族や地域、社会関係が壊れそうないまこそ、
最良の原点を見つめ直したいものです。

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